仕事の悩みの多くは、業務内容そのものよりも職場の人間関係に起因すると言われる。どれだけ好きな仕事でも、人間関係がぎくしゃくしていては精神的に消耗し、仕事のパフォーマンスも低下してしまう。円滑な人間関係は与えられるものではなく、自分から主体的に築いていくものだ。
良好な人間関係の土台となるのは、相手への敬意と感謝の気持ちを忘れないことと言える。上司や部下など立場に関わらず、一人の人間として相手を尊重する姿勢が基本だ。手伝ってもらったときは些細なことでも感謝の言葉を伝え、自分がミスをしたときは素直に謝る。当たり前のように思えるが、この基本的なコミュニケーションを丁寧に行うことが信頼関係につながるのだ。
また、自分の意見の主張と相手の意見に耳を傾けるバランスも意識しよう。会議などで沈黙していては何を考えているかわからず、周囲との溝が生まれる。一方、自分の意見ばかりを押し通そうとすれば、反感を買うだけだ。まずは相手の意見を最後まで聞き、その考えを一度受け止めたうえで自分の意見を冷静に伝えよう。意見が対立しても、あくまで意見そのものについて建設的な議論を心がけるべきだ。
日頃から自分の機嫌を自分で取る意識も欠かせない。プライベートで嫌なことがあったからといって、不機嫌を職場に持ち込むのは周囲への配慮に欠ける行為だ。安定した精神状態で人と接することで、周りの人も安心してコミュニケーションが取れる。自分からポジティブな働きかけを続けることが、結果的に働きやすい環境づくりにつながるのだ。